【開催日:2026年1月22日〜23日】
令和8年1月22日(木)・23日(金)の2日間にわたり、「第42回日本毒性病理学会総会及び学術集会」を、ウインクあいち(愛知県産業労働センター)にて開催いたしました。本学術集会は、当教室教授の高橋 智が大会長を務め、「持続可能な社会と健康:毒性病理学を活用した生体応答の解明と環境リスク評価」を大会テーマとして企画されました。
学術集会に先立つ1月21日(水)には、第7回日中合同教育セミナー、第38回スライドカンファレンスならびに毒性病理学専門家認定試験の試験問題解説会を開催し、教育・人材育成の観点からも充実したプログラムが展開されました。
学術集会初日には、「NAMsと毒性病理学:次世代評価法の可能性」および「バーチャル対照群は毒性病理評価に利用できるか?」の2つのシンポジウムを企画し、次世代の毒性評価法を見据えた活発な議論が行われました。2日目には、「毒性病理学と記号接地問題―病理が『わかる』、所見が『読める』とはどういうことか」をテーマとしたシンポジウムを開催し、認知科学的視点から病理判読の本質に迫る意欲的な討論が行われました。
特別講演として、東京大学医科学研究所の中西 真先生より老化細胞研究の最前線について、また神戸アイセンター病院の万代 道子先生よりオルガノイド移植による網膜再生医療についてご講演を賜りました。さらに、IATPセミナーでは、米国NIEHSのArun R. Pandiri先生より、発がん性試験の代替法に関する最新の知見をご紹介いただきました。
大寒波の到来により全国的に厳しい天候となりましたが、会場では終始活発な討議と意見交換が行われ、毒性病理学の将来を見据えた熱のこもった議論が展開されました。2日間を通じて約620名の参加者を迎え、本学術集会は盛会裡に終了いたしました。

